大地・水と繋がったら次は『火』ですね。
火は変換の力、とっても強いエネルギーで私達にパワーを与えてくれる存在です。
燃える火を見る事や、熱を感じる事でも火と繋がる事にはなりますが、この世界で一番大きな火の形は太陽です。
アシヤナでは朝日は丘の上に上ります。私の毎朝の日課は、出来たてのレモンジンジャーティーをキッチンに貰いに行き、そこから見える丘の頂上から太陽が顔を出す瞬間を、じっと黙って見守る事。その時間帯はトレーニング生はサイレント(沈黙の行)なので、静かな朝に太陽が昇るのを見守ってから1日が始まる幸福の時間。そして1日の終わり夕日は目の前のアラビア海に沈んでいきます。ジュ―っと音が聞こえそうなくらい、大きな太陽が海に沈む瞬間は涙がでそうな美しさです。
アナンダ・ロークは山に囲まれているので太陽は山から登り、山へ帰っていきます。日照時間が短かく、11月のリシケシは寒いので、まだ暗い中に授業を開始し、だんだんと太陽が昇っていくとヨガシャラ中が輝き心が溶けていくようです。
リシケシには聖なる河ガンジスが流れているので、日の出と日の入りには太陽に感謝を捧げるアールティという火の儀式を行います。毎日毎日どこからともなく祈りのマントラが聞こえてくるのです。施設内にもシヴァ神のお寺があり、僧侶が毎日朝晩の儀式を行っています。
祈りが日常化された中でヨガの修行が出来る事に感謝の気持ちが溢れます。
このTTで最初に学ぶのは、古典太陽礼拝です。1つ1つの動きに太陽の力に感謝を込めて捧げるという神聖な礼拝です。
可能な限りどちらの施設でも火を焚いてお祈りをしたり、時にはヨガシャラを出て太陽を感じながらビーチや広場でヨガをしたり、内なる火が宿るようタパスという目標をたてて過ごしたりと、私達に生きる力を与えてくれる火=太陽と繋がる毎日を過ごしています。
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